浪人中の1週間の前提
自分は浪人中、大手塾の寮に入って生活していた。
生活リズムはかなり管理されていて、基本は
- 日中:授業
- 夜:自室で自習
という流れが毎日続く。
「浪人=ずっと勉強している」というイメージを持たれがちだが、
実際は同じような1日を、同じような気持ちで繰り返す1週間だった。
派手な出来事はほとんどない。
その代わり、不安や焦りが少しずつ積み重なっていく感覚があった。
月曜日:また始まる1週間への重さ
月曜日は、1週間の中で一番気持ちが重かった。
休み明けということもあり、
「また同じ1週間が始まるのか」という感覚が強い。
授業を受けていても、
頭のどこかで「このやり方で合っているのか?」という疑問が消えない。
夜の自習では、
「今週こそは復習を完璧にしよう」と毎回思う。
ただ、実際に机に向かうと、
目の前の課題をこなすだけで精一杯になり、
理想と現実の差を感じることも多かった。
火曜日〜木曜日:淡々と流れていく日々
火曜日から木曜日は、1週間の中で一番変化が少ない。
- 授業を受ける
- 問題を解く
- 分からないところはすぐ聞く
やること自体は正しい。
でも振り返ると、この時期は復習の質がかなり浅かったと思う。
「とりあえず分かった」「なんとなく理解した」
そんな状態で次に進んでしまうことが多かった。
寮生活なので、周りもみんな勉強している。
その空気に飲まれて、
机に向かっている=頑張っている
と錯覚していた部分もあった。
金曜日:疲れが表に出てくる日
金曜日になると、体力よりもメンタルの疲れが出てくる。
- この1週間、ちゃんと意味あったのか
- 成績は本当に伸びているのか
そんなことを考え始めると、集中力が一気に落ちる。
夜の自習では、
同じページを何度も眺めているだけで時間が過ぎることもあった。
「今日はもういいか」と思いそうになる自分と、
「ここでサボったら終わる」という焦りが頭の中でぶつかる。
土曜日:振り返れるけど、詰めきれない日
土曜日は、平日より少し余裕があった。
時間に追われない分、
「今週何をやったか」「何が分からなかったか」を考えられる。
本当なら、
分からなかった問題を徹底的に潰すべきだった。
でも実際は、
浅く広く復習して「やった気になる」ことが多かった。
この頃は、
深く考えるよりも、不安を紛らわすために手を動かしていた気がする。
日曜日:一番不安になる日
意外かもしれないが、
一番メンタルがきつかったのは日曜日だった。
周りが少しリラックスしている分、
自分だけ取り残されているような感覚になる。
- また落ちたらどうしよう
- この1年は無駄になるんじゃないか
そんな考えが頭から離れず、
夜になっても眠れない日も何度もあった。
布団に入ってから、
失敗した未来を何パターンも想像してしまう。
今思えば、かなり追い詰められていたと思う。
1週間を通して感じていたこと
浪人中の1週間は、
劇的な成長を実感できるものではなかった。
むしろ、
- 不安
- 焦り
- 孤独感
こうした感情が、少しずつ積み重なっていく。
友達が少なかったこともあり、
気持ちを吐き出す場所がなかったのもきつかった。
それでも、
この生活を続けたことで「逃げずに向き合う力」は確実についたと思う。
浪人中の1週間から学んだこと
今振り返って、はっきり言えることがある。
- 復習は量より質
- 不安になるのは、本気でやっている証拠
- 完璧な1週間なんて存在しない
毎日不安でも、
机に向かい続けた経験は確実に自分の中に残っている。
浪人の1週間はしんどい。
でも、その繰り返しが人を少しずつ強くするのも事実だと思う。
これから浪人する人へ
もしこれから浪人を考えている人がいるなら、
「きつい1週間が続く」という現実は知っておいてほしい。
でも同時に、
その1週間を乗り越え続けた先にしか見えない景色があるのも確かだ。
少なくとも自分にとって、
浪人中の1週間は無駄ではなかった。
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